知って得する!新居祝いに喜ばれる贈り物。贈り方のマナーも覚えよう!
新居祝いを贈るときに何を贈っていいか迷いますね。友人や身内などその人の好みやライフスタイルが分かっている場合は贈りたいものがひらめきますが、関係が濃密でない場合、好みもわからず困ります。贈ってはタブーとされるものを踏まえ、喜ばれる贈り物を選びましょう。
【贈り方】基本マナー
新築祝いと引越し祝いの違いは?
「新築祝い」と「引っ越し祝い」の違いは何でしょうか?「新築祝い」とは、マンションや一戸建てを購入、または新築で家を建てたことへのお祝いを言います。一方、中古マンションや住宅を購入した場合は「引っ越し祝い」と言います。
会社が自社ビルを建てた、新築の事務所、店舗などを建設した場合は「新築祝い」、単に移転した場合は「移転祝い」となります。
熨斗(のし)の書き方に注意しょう!
熨斗(のし)とは、水切りと呼ばれるリボンが印刷されたものです。贈答品につけておくりますが、リボンのデザインにも意味があります。
新築や引っ越しは何度繰り返してもおめでたいことなので、リボンはほどける蝶結びにします。結婚式や快気祝いなど何度もあってほしくないものは結び切りにします。
表書きは、「祝御新築」「御新築祝」と書くのが一般的です。会社の新築祝いの場合、表書きは「祝御落成」「御落成祝」「御落成御祝」とし、リボンは蝶結びにします。
私タイミングも重要です!
新築祝いを贈るタイミングは、新居に招かれた日がベスト。ただし、新居の雰囲気など確認してプレゼントを選んだほうがより的確です。
またそのときに欲しいものを聞くのもひとつです。訪れた日から1カ月以内に贈るようにしましょう。また、当日は手ぶらで行かず、スイーツかお花など手軽なものを持参するようにしましょう。
金額の相場を把握しよう!
贈る相手と関係によって新築祝いの相場は異なります。
家族や親せきなら、1万円〜3万円程度。友人であれば、5000円〜1万円、同僚・上司の場合も5000円〜1万円。
これは一般的な相場ですが、相手との付き合いの度合いによっても金額の幅は多少変わってきます。あまり高価すぎるものを贈るとお返しに困ってしまうため気をつけましょう。
お返しのマナー
新居に友人や親せきを招き、お披露目会をした際に頂いた新築祝いに対してのお返しは省略可能です。また、感謝の気持ちをお礼状にしたためるだけでもOKです。
ただし、お披露目会にお呼びしていない方から受け取った新築祝いに対して、お返しをしないのはマナー違反です。
贈り物に避けた方がいいもの
火を使うものや連想させるもの
赤いものや火を使うものは火事を連想させ縁起が良くないとされています。「ライター」や「灰皿」「キャンドル」「消火器」「バーベキューセット」などや、キッチン用品では「赤い食器」「カセットコンロ」「七輪」、赤いインテリアなどは避けましょう。
赤い花もNG!
花を贈る際も、赤い花を気づかずに贈ってしまうことも多いので注意が必要です。
壁に穴を開けて使うもの
新居の場合、壁に穴を開けるのをためらう方も多いことから、壁掛けの時計や絵画、インテリアなどは避けたほうが無難です。
置き場所に困るもの
無駄なスペースを使うものもあまり喜ばれません。新築祝いに人気のある観葉植物も大きなものになると置き場に困る場合も。
また、植物は枯らせてしまうので苦手という方も多いので贈る際は確認したほうがよさそうです。贈るなら、お部屋の邪魔をしない程度でインテリアとして順応する小ぶりなものがいいでしょう。
目上の人に金品はNG!
目上に方に贈るものとして「現金」や「商品券」などは、「お金に困っている」という意味になるためNGです。品物でお祝いするようにしましょう。
また、人気の高い「時計」や「かばん」も、「より勤勉に」という激励の意味があるため目上の方に贈るのは不適切です。
スリッパやマットなど下に敷くもの
スリッパやマットは踏みつけるものとして縁起が悪いとされています。また、目上の方への贈り物としても不適切です。
しかし、最近では珪藻土のバスマットなど流行っており、もらうと嬉しい品でもあります。相手の希望があれば贈っても失礼ではありません。
身分不相応な高価なもの
お返しに困るような高価なものは却って迷惑になる場合があります。相場の範囲で贈るのがいいでしょう。
相手に合わせて贈り物を選ぼう!
家族や親戚など身内に贈って喜ばれる品物
希望を直接聞きやすいのが家族や親せきと言った関係です。少し値が張る家電などは贈り物としてはうれしい品です。
・テレビ
・ブルーレイレコーダー
・掃除機(布団用掃除機など)
・加湿器(アロマディヒューザーなど)
・体重計(体組成計)
・ドライヤー
・ホームベーカリーなど
【大型家電】
・洗濯機
・食器洗い乾燥機
・エアコン
・オーブンレンジ
・冷蔵庫
身内ならでは贈れる大型商品ですね。
身内なら現金やデパート商品券は気兼ねなく♪
また、友人や同僚には贈りづらい現金も家族なら気兼ねなく贈ることができます。引っ越しは物入りなので現金はうれしいのは率直な意見です。現金に抵抗があれば商品券でもいいですね。
寝具やお米もおすすめ☆
その他、寝具というのもねらい目です。必要な家電、家具と違い後回しにされがちな寝具や布団、シーツは意外と喜ばれる品物の1つです。
また、多めにあっても困らないお米もいいですね。全国の名産米を贈ると喜ばれそうです。ただし場所をとるので俵単位で贈るのはやめておきましょう。
友人なら思い切って欲しいものを聞こう!
親しい友人であれば、あらかじめ欲しいものを聞いて贈るのもいいでしょう。新居の雰囲気にあう観葉植物や、調理器具、自分では買わないようなキッチン小物やバズグッズ、癒し系グッズなども喜ばれます。
特に友人であれば、何人か集まって高価な品を贈るという方法もあります。その場合、本人に欲しいけど手が出ないと思うものを気軽に尋ねましょう。友人間であれば1人当たりの予算も聞きやすく、大体の予算が分かれば値が張るものも頼みやすくなります。
カタログギフトなら好きなものを選べる
相手の好みや新居の間取りが分からない場合は、カタログギフトもおすすめです。
欲しかったインテリア商品など掲載されていることもあり、グルメなど多岐にわたっているので選ぶ楽しみもあります。
キッチン小物やバスグッズもおすすめ☆
【キッチン小物】
・インテリア性が高いオブジェに見えるもの
・スプレータイプのしょう油ボトル
・おしゃれで機能的なまな板
・飾って可愛いキッチンタイマー
なども自分では買わないけど、あれば嬉しい商品です。
【バスグッズ】
・ボディソープ
・ボディブラシ・たわし
・バスソルト
・入浴剤
などバスグッズはお付き合いが深くない友人に手軽に贈ることができ、貰ったほうも負担に思わずお互い気をつかわずにすむ贈り物ですね。
同僚・上司には無難に!
会社関係の方には無難な、洗剤セットやスイーツ、花などがいいでしょう。
また消費しないものを贈る場合、ブランド食器などがおすすめです。その場合、贈る相手の家族構成をリサーチし、家族分しっかり揃えて贈ることが大切です。
できればカップ&ソーサ―などセットになったものを選ぶと統一感もありいいでしょう。
お勤め先に贈る最適な品
会社の新築祝いに贈る定番は「花」「観葉植物」です。スタンドフラワーや、鉢植えの胡蝶蘭など「祝 ○○会社 ○○より」と書いて贈るとよいでしょう。
また、高級スイーツも社員の方々に喜ばれる品物です。
まとめ
新居祝いを贈るときに1番に考えるのがその家に合う品物かどうか。シンプルモダンな家にクラッシック調の絵画を贈ったり、白を基調とした家にビビットなものを贈ってもそぐいません。素敵で高価な品物でも喜びが半減するのはもったいないですね。相手の趣味が分からない場合は消費するものが無難です。せっかく贈るのなら喜ばれる贈り物を届けたいですね。