しまった!鍵を無くした!そうなる前に、合鍵作り方のポイントと侵入被害を未然に防ぐ管理&防犯対策を教えます!
合鍵の作り方にはいくつかポイントがあります。基になる鍵や使う理由、作成時に必要なものを事前に知っておけばスムーズに作ることができます。作った合鍵はは防犯意識を高く持って管理を徹底し、被害を防ぐ対策が必要です。
必読!合鍵作成のお得基礎知識
知ってた?複製可能な鍵の種類と作成時間
玄関や店舗、シャッターなど建物に関する鍵、自転車・各種バイク・自動車などのほかにも、公共施設等で使用されているロッカーの鍵やデスク・キャビネット、南京錠の鍵なども作成可能。
鍵によってかかる時間はまちまちですが、店舗で複製できる一般的な鍵は、5分〜30分程度の待ち時間で受け取れます。
作成可能な店舗を探そう
ピンシリンダー・デスクシリンダー・ロータリーシリンダーの鍵は比較的簡単に作れますが、ディンプルキーやイモビライザーキーのように、専用の機械やメーカーの部品を必要とする鍵もあります。
不具合が出る可能性やクレームを避けるため、純正キー以外の鍵の複製は断られるのがほとんど。事前に問い合わせ、作成可能な店舗か確認しましょう。
知っておこう!純正キーと合鍵の見分け方
純正キーは、鍵メーカーでオリジナルデータから作られる鍵。合鍵は”依頼者が持ち込んだ鍵”を基に作成された鍵です。
純正キーには、メーカー名やロゴ、桁数の多い鍵番号が刻印されていますが、合鍵には、合鍵用のキーメーカー名もしくはロゴ、例外もありますがアルファベット1文字に続く1〜3桁の数字が刻印されているのが特徴です。
合鍵作成時に必要な物
純正キーを用意する
合鍵は、純正キーを複製して作ります。鍵は精巧にできているため、合鍵をさらに複製すると誤差が大きくなり精度が悪くなる結果に。開きにくくなったり、回らなくなる不具合の原因となります。
純正キーは持ち主である証拠にもなる大切な鍵。問題なく使える鍵を作るためにも、合鍵作りには純正キーを使うのが基本です。
身分証明書・セキュリティーカード
依頼される側にとっては、純正キーを所持している人が持ち主。安全管理が徹底している業者では、念のため身分証明書の提示を求めることがありますので携帯しておくと無駄足になりません。
セキュリティーカードがある鍵の合鍵を作成するときは持参します。
必見!合鍵を使った犯罪を防止する方法
①信用できる不動産会社を探そう!
不動産会社の社員による犯罪も起きています。防ぐのはなかなか難しい問題ではありますが、信用できる不動産会社を探すしか手はありません。
立地や敷金・礼金の安さだけを条件にせず、社員の対応や、錠前の交換、鍵の管理などがきちんとできている、安心して任せられる不動産会社か見極めることが大事です。
②賃貸物件は契約前に確認しよう!
マンションやアパートなどの賃貸物件では、前入居者が作った合鍵を返却しないまま所持していることがあります。
賃貸契約前に錠前が交換済みか確認し、マスターキーの所持者や合鍵の数を大家・管理業者に確認しておきましょう。渡された鍵が合鍵だった場合、前の鍵のままの可能性があるので注意が必要です。
③やりがち!玄関周りに隠さない!
留守中に家族が帰宅するときのために、植木鉢の下や郵便受けに置き鍵をする人も多いようですが危険です。
多くの鍵は短時間で複製可能。戻されていると気づかないまま赤の他人が自宅の鍵を持っている状況に。いつ誰に見られているかわからないので今すぐやめるべき隠し場所と言えます。
④勇気を出して!交際相手が所持している鍵の管理しよう!
仲がこじれたまま同棲を解消。所持している合鍵を使い留守中に侵入し、盗聴器を仕掛けられたり、部屋を荒らされた事例もあるようです。
円満に別れたとしても、解消した時点で返却してもらうのが常識。持っている鍵で合鍵を作っている場合もあるので、錠前を交換しておくと安心です。
⑤日ごろから注意!手荷物を放置しない!
ひったくりや車上荒らしで盗まれたカバンに鍵と免許証が入っていたために、空き巣に入られるケースがあります。現金やカードだけを抜き取られ、発見されることもありますが、合鍵を作られている恐れがあり危険。
車検証から住所が知られることもあるので注意。荷物が戻ってきても錠前ごと交換するのが無難です。
⑥インターネットの普及に伴う危険性を認識しよう!
ネット注文で合鍵が作れる便利な世の中。持ち主と個人情報、鍵のデータの取り扱いに細心の注意を払い対策を講じている業者もありますが、鍵番号さえわかれば簡単に手に入るのが現実。番号を記憶し、入手した鍵を使って犯行に及んだ事件が実際に起こっています。
鍵番号が刻印された純正キーは普段使いせず、大切に保管しておきましょう。
再確認!鍵を所持する心構え
安易に人に預けない
常識的な店舗では依頼者立会いのもとで合鍵を作成しますが、知らないうちに複製されて被害にあった事例も。
鍵の作成時に目を離したり、時間つぶしにでその場を離れるのはやめましょう。引越しや修理業者に安易に鍵を預けるのは避け、立ち会いのもとで作業し、鍵をコピーされる隙きを作らないのが肝心です。
管理できる数だけ作る
いざというときの備えや、家族の人数分合鍵を作成する人もいるようですが、作った本数を失念したり、持ち出して元の場所に戻さなかったりして、なくなっても気づかないこともあるようです。
合鍵を不必要に作らないことは、空き巣や侵入被害のリスクを減らすことにつながります。管理を徹底し、紛失に気づいたら放置せず、錠前ごと交換するなどの対策を検討しましょう。
子供に合鍵を渡す心得
防犯意識を高める
子どもに鍵を持たせると嬉しさから友達に見せて自慢したり、外に遊びに出たとき管理ができず、なくしてしまうことも多いようです。
鍵を持ち歩いているのが見て取れれば、家族が留守であることを知られる恐れも。事前に鍵の大切さと扱い方を理解させ、防犯意識を高めておきましょう。
安全な携帯方法の選択
キーホルダーを付けただけの鍵を、そのまま上着やランドセルのポケットに入れる方法は紛失しやすく、首からぶら下げると遊具などにひっかける事故が起きる可能性があり危険。
コイル状の伸び縮み可能なキーホルダーに付けてポケットの内側に隠すなど、人目に触れず落としにくい工夫をし、住所がわかるものと一緒にしないのもポイントです。
キーボックスの利用
子どもに鍵を持たせるのが不安なとき役立つキーボックスは、暗証番号を知っている人間だけが開けることのできる鍵保管アイテム。
防犯上、誰でも手に取れる場所に設置するのは危険ですが、キーボックスに入れて決めた場所に隠しておけば、リスクを減らし、子どもが鍵をなくして家に入れない状況も防げます。
元鍵を紛失してしまったら
慌てずメーカーに発注しよう!
純正キーを紛失したらメーカーに発注して作成してもらいましょう。鍵の種類にもよりますが、2〜4週間程度で手元に届きます。
そんなに待っていられないと思うかもしれませんが、合鍵から複製すると不具合や故障の原因に。防犯対策も考慮して純正キーを作成後、改めて合鍵を作るのが最良の方法です。
最後に
基になる鍵さえ持ち込めば合鍵を作れるイメージがありますが、合鍵からの複製は不具合の原因になるため、純正キーを使って作成するのが基本のようです。紛失や侵入被害を回避するため純正キーは普段使いせず大切に保管。鍵の持ち主それぞれが防犯意識を高く持って所持、管理することが安全な暮らしを守ることにつながります。