相続された不動産。実は持っているだけで損をするんです!?

相続された不動産。実は持っているだけで損をするんです!?

相続された不動産には、思い出がいっぱいつまっています。すでに生活の拠点を別にお持ちでも、なかなか売却に踏み切れないですよね。でも、使わない不動産を持ち続けても、良いことはありません。気持ちの整理がついたら、売却を検討してみませんか?

不動産を持っていると固定資産税が発生!資産価値の下落もありえる!?

不動産には固定資産税が課税されます

不動産を相続すると、使っていなくても固定資産税がかかってしまうのはご存知でしたか?
固定資産税はその年の1月1日時点で、土地や建物を所有する人に市町村が課す税金で、固定資産税の評価額に一定の税率をかけて計算されます。

■固定資産税=固定資産税評価額(課税標準額)×1.4%(標準税率)

固定資産税の額は持っている不動産の価値によって異なりますが、使っていないのに毎年税金を払い続けるのはもったいないですよね。

資産価値を保つポイントは?

不動産を持つと、定期的な管理が必要になります。管理が行き届かないとせっかくの資産価値が下がってしまう原因に。

不動産の資産価値を保つには、
・定期的に窓を開けて、風通しを良くする
・雨漏りや給排水管のチェックをして、傷んだ場所をメンテナンスする
・庭木の手入れや敷地内の雑草をとる
・防犯のため、定期的に見回りをする
など、それなりの時間と手間をかけなくてはなりません。

管理が大変なら、売却を検討してみるのもいいかも

遠方にお住まいの方やお仕事でお忙しい方は、なかなか管理が行き届かないということも珍しいケースではありません。もちろん、業者に管理を委託することもできますが、それなりの費用がかかってしまいますよね。

そのままになっている不動産をお持ちなら、資産価値を損ねてしまう前に、売却を検討してみませんか?
不動産の査定額は、不動産屋さんによって違います。できることなら、自分の希望をかなえてくれる不動産屋さんと出会いたいですよね。
そこで利用したいのが不動産の無料査定。複数の不動産屋さんの査定額を比較できるので、何件もの不動産屋さんに問い合わせる手間が省けてとても便利ですよ。

税金の特例の期限は3年

相続税を支払った相続人が相続した不動産を売却した場合、税金が安くなる「相続財産を譲渡した場合の取得費の特例」が適用されます。
この特例を使うためには、相続税の申告書の提出期限から3年以内に、相続した不動産を売却しなくてはなりません。3年の猶予期間がありますが、税金の支払いや管理の手間を考えると、早めに決断をしたほうがいいケースもあります。

ポイント

不動産には高く売るためのポイントがいくつかあります。
最も大切なのは、内覧に備えて部屋をきれいにしておくことです。特に、空き家になっている建物は汚れだけでなく「匂い」も気になります。掃除のついでにこまめに換気するなど、メンテナンスに気を配りましょう。

また、遠方にお住まいの方やお仕事でお忙しい方は、きめ細やかな対応をしてくれる不動産屋さんを探すのもポイントです。仲介の依頼をする場合には事情を話し、いろいろと相談に乗ってもらうといいですよ。

不動産の基本情報